財務省と経産省
世の中、政府のお金の舵取りには二つの流派がある。緊縮財政と積極財政だ。
緊縮財政はなるべく支出をカット、あるいは収入(税収だ)を増やし、支出と収入のバランスとして赤字が大きくならないようにする。
積極財政は、逆に支出を増やし、国内にお金を供給することで景気を良くしようとする。これはうまくいくと税収も増えることになる。
私は色々読んで考えた結果、少なくとも今の日本には積極財政が必要と思っている。
日本では、財務省はガチガチの緊縮財政派だ(これを書いている時は。後の世ではどうなっているだろうか)。政党の話になるが今は国民民主党なんかが減税をうたっており、これは積極財政派ということになると思う。自民党は割と財務省の言う通りにやってるので緊縮財政派だ。
そのほか、最近知ったのだが、今(2025年)の経産省は、積極財政と言っていい動きをしているらしい。例えば半導体分野への国債発行による投資が目立つ。TSMCの誘致やラピダスへの投資といったものを主導している。
これは米国に言われて、と言う面もあるだろうが、高度な政治判断さえあれば財政出動を厭わない空気が一部でもあるのはいいことだと思う。それが正しい支出なのか?ということについてはここでは語らない。
しかし一方問題もあって、緊縮財政派の財務省は、ある一分野の支出が増えた分だけ、他への支出を削ろうと動いてしまう。これがあるので、一部が積極財政を頑張っても意味がないことになる。
今日は天下国家を非常に適当に語ったが、たまに政治とか国とかの話も自分で理解した範囲で書いてみようと思う。